いよいよ?
今週末頃?(地域によっては変わると思います。)
スネコン150Sが店頭に並ぶと思います。
全長:150m m
重さ:51g
レンジ:20cm
リング:#5
フック:#1/0×2
スペックだけ見てもまあまあのスペックだ。
まあまあというのはサイズもそうだが、重さの部分。
このルアーのプロトが送られてきたのが・・・
・・・
・・・
・・・
いつだっけ?(笑)
確か・・・
2022年のいつかだったと思う。
相変わらずアバウトなテスト依頼。
まあ投げてみてってことでしょ?
と 秋シーズンのリバーシーバスで使った記憶がある。
サイズ感的にここでハマるよねってポイントで予想通りのハマりよう。
だったんだが・・・
ソレ以外のポイントでは、ちょっとなーって感じ。
そう。
オールマイティーに使うとしたら断然90S・130Sの方が良かった。
これは決して否定ではない。
俺は日本全国 色んなエリアで色んな釣りをする。
そのエリアでハマることもあればそうとも限らない。
この辺を慎重に見極め購入頂きたい。
デカいベイトを捕食している!じゃあ デカいルアーを買おう!
じゃない。
ご自身の釣行エリアでハマるか?ハマらないか?を判断の上購入頂きたい。
まず買う前に確認して欲しいこと。
所有タックルで51g(≒56g)をフルスイング出来るか?
まだ製品版が手元に届いていない。
俺には最終製品版(プロト)が送られて来なかった。
俺の扱いなんてそんなもん(笑)(たぶん 嫌われてるんでしょう(笑))
だから何とも言えないが、本体51gに#5リング(肉厚)2個 #1/0フックが2個となると+5g近いウェイトになると思う。
そう。
トータル56g(予想)
このウェイトをフルスイング出来るシーバスロッドはそれほど多くない。
特にティップ投げするアングラーは、ロッドを破損する危険性もある。
適度にペンデュラムでフルスイング出来れば別だが、それを使い分けて出来るアングラーもそう多くないと思う。
購入前に手持ちのタックルで投げれそうかを再確認して欲しい。
因みに下記タックルでテストをしたが、各タックルの使用感を記載しておきます。もし所有していたら比較対象として頂きたい。
ロッドに関しては、投げれる!というよりは快適に投げれる!を優先して欲しい。(これはどのルアーに関しても一緒)
投げれるだけなら極論どんなロッドでも投げれます。
が、快適に釣りを続行出来るかどうかには疑問が残ります。
・Gクラフト MSSー1072ーTR 何の不安も無くフルスイング出来ます。遠投が必要な場合快適です。
・Gクラフト MSS−1062ーTR ペンデュラムで投げれますが、不安の方が大きい。お勧めしません。
・Gクラフト MSSー952ーTR 同上
・Gクラフト MSSー962ーTR 無理!
・Gクラフト MSSー992ーTR 何の不安も無くフルスイング出来ます。快適です。
・Tulala スタッカート 810 若干の不安を残しつつフルスイング出来ます。不安寄りの快適です。遠投が必要無い場合。ピン打ちには最適です。
・Tulala グリッサンド90 何の不安も無くフルスイング出来ます。快適です。
・Tulala スタッカート98 何の不安も無くフルスイング出来ます。快適です。
・フィッシュマン コモド6.10 何の不安もなくフルスイング出来ます。特にピン打ち。至近距離の釣りに最適です。
どんなエリアでスネコン150Sを使用するか?
まず オススメするのが、激流エリア。
これは愛媛県 しまなみ海道のような海エリアでも雄物川・米代川・最上川のような激流清流エリアに限らず、とにかく流れが速いエリア。
スネコンシリーズ。特に90S・130Sをご使用の方は、ご理解頂けると思います。
ダウンに入っても飛び出さない。
この性能だけならBlooowin140Sやアイザー125Fでもいいんじゃない?
と 思われるかも知れない。
が・・・
確かに良い。
でも ご存じの通りアップ→クロスまで140S・125Fは、優秀な泳ぎをしますが、ダウンに入ると暴れ過ぎるんです。
そこで、リップの無いスネコン130・90の出番になります。
流れの強弱でイレギュラーにS字を描きながら泳いでくれます。
特に瀬の真上からのデットスローの巻き上げでは、足元まで泳ぎ切ってくれます。
この時 ブレイク周辺で定位させておくことも出来たり、色んな使い方が出来ます。
ここで、問題が一つ。
スネコン90・130は流れの中で、ほっといても良い感じにアクションしてくれます。
が、新発売のスネコン150Sは、その自重からかは不明だが、アングラー側でひと手間加えないと良い感じに定位してくれません。
この現象 悪い方にとらえると、じゃあ そのまま沈んで行って根がかりするんじゃない?
ダメじゃん!と言われそうだが・・・
そうとも限らない。
シンキングルアーの最大の利点は・・・
「沈んでくれること。」
だと思う。
この性能を生かせるポイントでは最大限能力を発揮してくれると思う。
じゃあ シャロー帯で使えないの?
いやいや そうでもないんです。
米代川で多用するポイントの水深は0.5m~1.5m程度。
深くても成人男性の身長以下。
そんなエリアのピンポイントに送り込んでいます。
シャロー帯で使うコツは・・・
「沈もうとする力をアングラー側がコントロールする。」
これは130S・90Sでも一緒だが、150S使用時はさらに必要なテクニックとなります。
が・・・
これ 難易度は高めですが、会得すると高確率で良い魚と出会えます。
一番有効なエリアは、水深があり「縦」の攻め方が必要なポイント。
リフト&フォールするの?
いや しません。
リフト&フォールと言えばそうなんだけど・・・
テンションを拭いてフラーっと沈ませて・・・
ターンの瞬間ゆるりと巻上げる。
これで、フォールさせている時 150Sを見ていた魚は高確率で食って来ます。
雄物川の瀬の下流側が3m程度あるポイントでよくやるテクニックです。
スネコン130S・90Sはほっといてもこの辺はオートマチックに機能してくれます。
が、150Sはアングラー側がひと手間加える。
そう。
前述の通り・・・
「沈もうとする力の利用です。」
こんなエリアは日本中 至る所にあると思います。
ハマるエリアも多いかと思います。
こんなことを念頭に使って頂ければと思います。
まだやってませんが、オフショアのシイラ狙いでも活躍してくれると思います ^^)
もう一つ。
激流エリアについて触れておきます。
これはリバーシーバスにおいてもそうだが、特に実感したのが2年連続遠征で行った愛媛県しまなみ海道
このエリアの潮流は清流域の圧力とは比べ物にならないくらい早く重い。
そんな潮流の中・・・
「水面から飛び出さない性能」
これ 何度も言いますがすこぶる重要な性能。
水中にルアーが無いと魚は捕食出来ないですからね。
単純なことだが非常に重要なことです。
しまなみ海道の激流でも水面から飛び出さずアップからクロスからダウンと泳ぎ切ってくれます。
寺岡さんも多用していますが、優れた性能だと思います。
スネコン150S 個人的オススメポイント。
スペックや性能については前述の通りですが、個人的にオススメするポイントがあります。
- 静寂の時間帯(深夜帯)のラトル音。
これはテスト期間中から泉工場長に強くお願いしていた・・・
ガランゴロン音を発するラトル音
この音を嫌うアングラーも多いかと思います。
が、俺は好きです。
深夜 静寂のリバーシーバス釣行。
聞こえるのは川の流れる爽やかな音とたまに聞こえる獣の呻き声(笑)
そんな状況下 スネコン150Sをアップに入れて・・・
ウェイトを安定させ・・・
沈み過ぎないようにコントロールしながら流し込む・・・
その時 「ん??? この音どこから聞こえて来てるの?」と感じる程度に聞こえる・・・
ガラン・・・
ゴロン・・・
・・・
・・・
・・・
ターンの瞬間や流れの変化でそのラトル音が変化する。
上記状況変化で変化するラトル音とは別に明らかに暴れたようなラトル音が聞こえることがある。
その時は大体魚に食われています。
すこぶる痺れる瞬間です。
是非 耳で感じる釣りを楽しんで頂ければと思います。
- 時化状態の磯場の引き波後の定位
これがハマることが多かった。
特にハタハタ時期。
Blooowin140Sで釣り切って、もう出ないかな???
と スネコン150Sに変えて一発で食ってくる。
そんな場面に多く遭遇しました。
その時のテクニックが・・・
時化状態の磯で引き波状態の時にスネコン150Sを定位させる。
何度も言いますが、水面から飛び出さない能力を生かし定位させます。
そして次の押し波に転じる瞬間も海に定位させておき・・・
一巻き・・・
二巻き・・・
で ドン!
こんなイメージの使い方です。
これがハマった時は快感です。
個人的にスネコンシリーズは、BlueBlueを知ることになった思入れのあるルアーです。
テスト段階から製品になるまで、思うところはありますが全力で推せるルアーです。
癖の強いルアーではありますが、是非使って頂ければとおもいます。
★参考釣果写真
まだまだいっぱい写真はありますが、抜粋で(^^
特に真鯛の反応がヤバかった。
引き波後の定位で重量感が乗る。
たまりません・・・
是非 体験して頂ければと思います。
では また明日・・・(-_-)
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