さて。
また新しいルアーが発売されます。
アウトスター120S
スペックはこちら。
全長:120m m
重さ:20g
フック:#5
リング:#3
レンジ:20〜30cm
これのプロトを受け取ったのが・・・
2023年6月。
アズアズのシーバス修行ロケ時 高橋優介から・・・
〇〇〇〇〇です!
と 手渡された。
ルアー名称は現在のアウトスターとは全く違っていた。(たぶん彼らしくふざけて言ったんだろう・・・)
この名前を公開すると色んな憶測を呼びそうなので伏せておきます(笑)
笑っちゃう名前でした。
個人的には・・・
これ 本当に発売するの???
と言うのが本心でした。
何度か問い合わせしましたが、俺の言うことは全く聞き入れてくれないのでテスターとしての仕事に専念することにしました。
そう。
徹底的に投げ、釣りまくること。
その中であーして欲しい。こーして欲しい。
と 伝える。
これも あまり話を聞いてもらえないので、黙々と釣りまくることにした。
ただただ投げた。
ただただ釣った。
そんなテスト期間だった。
そんな中で見えてきた使い方。などを購入前にお伝えしたいと思います。
どんなエリアで強いか?
うーん・・・
どこでも!
とは 言いにくいルアーになっています。
こんな言い方をすると語弊があるかもしれないが・・・
色んなエリアでテストをしたが、共通して言えることは・・・
とにかく飛距離が必要なエリア。
と なります。
このルアーの最大の特徴であり魅力は・・・
飛距離。
これに尽きます。
ほんと良く飛びます。
と言うか飛ばすことが出来ます。
他のブルーブルールアーとの比較をすると・・・
フリッド125Sと同等か条件によってはさらに飛ばせます。
テスト期間中 この飛距離にかなり助けられました。
フリッド125Sとの比較で「条件によっては」と言うのは・・・
タックル次第ということ。
適正タックルは別の項目で触れますが、
アウトスターは20gというウェイトでライトタックでフルスイングした方が、逆に素直に飛んで行く。
が、フリッド125Sをライトタックルでフルスイングは難しいと思います。
汎用性を考えたら、アウトスターは、より使える幅が広がってくると思います。
そんな意味合いがあります。
とにかくぶっ飛びます。
これは、是非体感して頂きたいと思います。
そう。
どんなエリアで?
と 聞かれれば・・・
飛距離が必要な大場所。
と なります。
大場所ならどこでも良いの?
そうなりますよね?
大場所と言えばサーフや磯場。
大河川等々 色んなエリアがあります。
確かに羅列したエリアでも使えますが・・・
特に釣れる要素に流れが必要なエリア。
分かりにくいですね。
流れを探さなければいけないようなエリアです。
そうなんです。
このルアー。
流れを探す能力に長けてるんです。
特に大河川で一面同じ流速で流れているエリアって意外と多いと思います。
秋田で言うと雄物川の中流域から下流域
米代川では下流域
そんなエリアで一面同じ流速で流れているようで実は地形変化等で早い流れが何本か入っています。
その流れにはベイトが流れ落ちやすく当然それを捕食するフィッシュイーターも着きやすいです。
その流れを感知する能力に長けているのがアウトスターになります。
普通に投げて巻いていてズシッと重くなるところがあります。
そこがヒットゾーンです。
簡単でしょ?
遠投して、ウェイト戻して流れに馴染ませるように巻くと重くなる場所がある。
食ってくるのは大体その辺です。
これはサーフでも言えること。
特に日本海側は干満差が少なく、離岸流以外流れを探すのが難しいです。
でも アウトスターをぶん投げて巻いてると良い感じに重い感触を得ます。
だいたいその近辺で食ってきます。
こんなイメージです。
まだ試せていませんが、ルアー自体のシルエットからサヨリパターン
大人しいルアーアクションからバチ抜けなんかも良いかと思います。
アウトスターをどうやって使うか?
さて どう使うか?
前項で使う場所については書きました。
前述の通り使い所は・・・
飛距離が必要な大場所。
魚が近いポイントじゃ使えないの?
いや 普通に使えますが、アウトスターの最大の利点。
飛距離を活かせない。
短距離ならもっと優先して使うルアーがあります。
それだけブルーブルールアーはラインナップが増えました。
嬉しい限りです。
そんな大場所での使い所も前項の通り・・・
流れを探ること。
じゃあ どうやって使うか?
ぶん投げて巻くだけ・・・
・・・
・・・
・・・
そんなんじゃ皆さん納得しませんよね?
正直それでも十分 魚は出ると思います。
が・・・
ここに気をつけて。
というポイントがあります。
前項でも書きましたが、このルアーの特徴は・・・
圧倒的な飛距離
流れを感知する能力
この2点の能力を発揮出来るポイント選択をする必要があります。
又、この2点を発揮出来るタックルセッティングも重要になってきます。
前項でも触れましたが、「大場所」で、このルアーの出番が多くなると思います。
タックルについては後ほど書きたいと思います。
飛距離についてはとにかくぶっ飛んでいきます。
比較的誰でも飛ばしやすいルアーです。
思いっきりぶん投げてみてください(^^
いつもならどこに魚が居てどっちに頭を向けているか?
そんなことを考えながら慎重に通すコースを考えながら投げ続けます。
が・・・
このルアーを使う際。
考えることは流れを探すこと。
これだけです。
全体的にガンガン流れているとこならどこでも良いんじゃない?
そう 思われるかもしれませんが、そんなエリアでも特に流れの早い・太いコースがあります。
探すのはそこです。
真正面に投げて巻いてみてください。
必ずどこかで、ズシっと重くなる位置があるはずです。
もちろんダウンまで入っちゃうと重くなりますが、流れを受け過ぎると 水面を滑ってしまいます。
この現象。
このルアーの弱点と言えると思いますが、それをコントロールする為に巻かずに放置。
そんな使い方も出来ます。
このズシっと感じるコースを効率よく察知する方法があります。
これには個人差があると思います。
もっと効率的な方法あるよ!
なんて 方法があったらそっちでやって頂ければと思います。
その方法は・・・
竿の持ち方にあります。
こんな感じ。
いつもはもう少し握り込んでいますが、アウトスター使用時は手のひらにそっと置く感じ。
一番の肝は二枚目の写真の人差し指。
俺の人差し指と中指の感度は半端ないです・・・
・・・
・・・
・・・
深い意味はありません(笑)
この点でルアーの挙動を感じるイメージです。
遠くの流れの早いラインに入ると人差し指にグーーーーっと抵抗を感じます。
そこが狙うコースです。
簡単でしょ?
他のルアーに比べても、この流れを感知する能力に長けています。
こんなイメージで使って頂ければと思います。
アウトスター使用時の注意点
残念ながらどんなルアーも適材適所。
長所・短所があります。
長所ばか羅列しても参考になりませんよね?
契約メーカーの商品だからと言って、良いところのみを宣伝するのは違うと思います。
メーカーに忖度するのは簡単です。
テスターとして、どちらを向いて活動するか?
ユーザーか?
メーカーか?
これって製品を宣伝する上で大事なことだと思います。
特にここ数年 テストの詳細を伝えられず「とりあえず投げてください」みたいに送られてくるのでとりあえず投げています(笑)
監修しているルアーでも無いので、我々の仕事はとにかく投げまくって釣りまくることだと思い、日々の釣行で、使えるポイント。使えないポイントを見極めつつ投げ込んでいました。
そんな中で見えてくる問題点。
特に注意して欲しいのが・・・
流れと横風。
正直にいうと・・・
このルアー・・・
前項でも若干触れた通り真横からの流れと真横からの風にすこぶる弱いです。
細身のシンキングペンシルということもあり、水噛みが繊細(弱い)です。
当然ですよね。リップないですから。
強い流れにラインを取られるとすぐ浮いちゃいます。
強い横風を受けるとすぐ浮いちゃいます。
これを意味するのは・・・
俺の大好きなリバーシーバスにおいて、特にこの状況での使用がメインになります。
前項までのように確信を持って魚を出せるようになるまでに苦労したルアーでした。
止水に近いエリア。
例えば、涸沼や秋田運河。
そんなエリアでは、逆に標準状態でも全く問題なく使えるし、逆に良い方向に働くと思います。
でも パッケージから出した状態で、リバーシーバスでは正直使えません。
でも あの飛距離・シルエットは魅力です。
だから どうにかして物にしたい。
そんな試行錯誤のテスト期間でした。
流れの中で抵抗なく浮いちゃうんなら抵抗付ければ良いんじゃない???
そんな安易な考えから、色々フックサイズを変えテストしました。
そんな中で、一番しっくり来たセッティングが・・・
通常の流れでは#4のHタイプ。
激流下では#3。
前項までの使用はこのセッティングでの使い方になります。
標準は#5。
フックを大きくすることによって若干ボディを抱いてしまうことがありますが、浮いちゃうストレスに比べればフックを変えちゃった方が良いと思います。
特に#3まで上げるとアクションがおさえられ、俺好みのアクションになりました ^^)
思い通りの使用条件になったらあとは釣りまくるだけ。
その他 インスタにいっぱい上げてるので、興味のある方はフォローしてから見てください(笑)
アイザー125テスト期間にはおよびませんが、釣った本数は300本は超えています。(300本までは数えてました(笑))
こんな感じで、適材適所でチューニングして頂ければと思います
アウトスター使用時のタックルについて
さて 皆さん大好きタックルの話。
いつものことながら色んなタックルで投げ込んできました。
前項に羅列した写真の通り、恐らくこのタックルならハマるかも・・・
一番気にしたのが、このルアーを快適に飛ばせること。
飛ばせることだけに特化した順位が下記になります。
1位 Gクラフト MSS-962-TR シーバスPEパワーゲーム 0.8号
2位 Gクラフト MSS-1062-TR シーバスPEパワーゲーム 0.8号
3位 Tulala グリッサンド90 シーバスPEパワーゲーム 1.0号
4位 Gクラフト MSS-952-TR シーバスPEパワーゲーム 0.8号
5位 Tlala スタッカート810 シーバスPEパワーゲーム 0.8号
6位 Tlala スタッカート98 シーバスPEパワーゲーム 1.0号
こんな順位にしていますが、3~6位に関しては微妙な差です。
ほぼ変わらないと思って頂いて良いと思います。
ご自身で所有しているタックルと比較して使って頂ければと思います。
感度等繊細さを考えたら、軽いけど丈夫なタックル。
そんなイメージで選んで頂ければと思います。
まとめ
アウトスター120SもBlueBlueらしくクセ強めなルアーになっています。
かなりの本数釣ってますが、まだまだ使い熟せていないと思っています。
数本釣って使い方が分かった!と言えるほど俺は釣りが上手くありません。
前述の通り、圧倒的に飛距離が必要なエリアで100m先の表層直下をゆーーーーっくり巻ける喜びを体感して頂ければと思います(^^
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